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ITと経営の融合でビジネスの課題を解決する
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検索はWebの基本を成す機能のひとつだ。また、広告はインターネットでのサービスを続ける上で事業者にとって不可欠なものといえる。検索エンジンが導き出す検索結果はアルゴリズムの範囲で信頼できるものであり、我々はその結果を生活・仕事に活用している。欲しい商品やサービスに関する広告は、情報収集する上で役立つものだ。しかしここ最近、Webの信頼性を問い直すような情報セキュリティインシデントがいくつも発生し問題となっている。虚偽の表示で誤った誘導や勧誘を行う広告など、企業側のモラルやコンプライアンスが問われる本インシデントをひもとき、広告の未来を考えていきたい。
フリーランスライター 中尾真二
フリーランスライター 中尾真二
フリーランスライター、エディター。アスキーの書籍編集から、オライリー・ジャパンを経て、翻訳や執筆、取材などを紙、Webを問わずこなす。IT系が多いが、たまに自動車関連の媒体で執筆することもある。インターネット(とは言わなかったが)はUUCPのころから使っている。
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2月の半ば、スマートフォンが「メモリが不足している」として、クリーンアップを促すメッセージが表示され、リンクをたどるとあるソフトウェアベンダーのクリーンアップツールのダウンロードページに誘導されるという事例が話題となった。 なにが問題になったかというと、メモリ不足のワーニングと思えるメッセージを表示していたのは、スマートフォンやタブレットの正規の機能やアプリではなく「広告」だったからだ。広告なので、端末のメモリ残量などを調べてメッセージを出しているのではない。ダウンロードページに誘導するための虚偽のメッセージだ。 そのソフトウェアベンダーによれば、広告は正規に依頼したものではないという。代理店が、ダウンロード数の成果報酬を上げるために契約後にそのような広告に無断で差し替えた可能性を示唆している。あるいはアドネットワーク(後述)に不正な広告が紛れ込んだ可能性もあるが、誘導先が正規のダウンロードサイトとするとその可能性は低いだろう。 ちなみに、中国では悪質な代理店が広告の成果を上げるため、クライアントに確認した広告やクリエイティブを使わず、より過激な、あるいは今回のような詐欺まがいの広告に勝手に差し替えるところが実際に存在するそうだ。一覧へ
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