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在宅勤務をはじめとするテレワークが広がっている今、会社支給のノートPCやデスクトップPCを自宅に持ち込んで、オフィスと同じように仕事をこなしている人もいるだろう。
しかし、その一方で、規則から会社のPCを外に持ち出せず、テレワークが難しい状況にあったり、テレワークにうまくなじめない人もいるのではないだろうか。
たとえば、自宅で仕事をしてはいるものの、私物のPCを無理矢理使っていて、会社のPCとの使い勝手の違いから効率良く仕事ができなかったり……、あるいは仕事に必要なデータが会社のPCにしかないことに気付いて、仕方なく出勤する羽目になったり……、なんてこともあるかもしれない。
会社側としても、従業員に効率良く、安全に仕事をしてもらうために、しっかり体制を整えてテレワークを導入したいと考えているはず。ただ、会社側のシステムがそれに追いつけなかったり、テレワークのために設備投資をする余裕がなかったりもする。厚生労働省や自治体などがテレワーク化にかかる費用を助成する取り組みも行なっているが、手間のかかる手続きが必要で、即座に給付されるわけでもない。
そうした状況のなかで、2020年4月からNTT東日本などが「シン・テレワークシステム」の実証実験を開始している。これは、まさにシステム的・セキュリティ的・金銭的にテレワーク移行が困難だった企業に最適なサービス。会社にあるPCと従業員が使う自宅PCをセキュアにつなげるもので、簡単に言えばリモートデスクトップを可能にするものだ。
無料で誰でも、セキュリティに配慮しながら使えるという「シン・テレワークシステム」。一体どんなサービスなのか、実際にインストールして試してみた。