【PC Watch25周年】VAIOの歴代製品を...

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【PC Watch25周年】VAIOの歴代製品を振り返る

ソニーから独立し、VAIO株式会社に

 2014年7月に、VAIO株式会社として独立。「本質+α」を、新生VAIOの基本メッセージとして、パソコンづくりの原点に戻り、パソコンに求められる本質を追求。そこに、VAIOならではの尖ったコンセプトを+αとして加えることで、他社にはないパソコンを世の中に送り出すことを宣言した。

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 その後、同社が発売したパソコンに「VAIOらしい」と表現されるものが多いのは、VAIOの基本姿勢を示す言葉を変えながらも、他社にはないパソコンづくりへの取り組みがDNAとして社内に浸透していることの証だと言っていいだろう。

【PC Watch25周年】VAIOの歴代製品を振り返る

 独立会社としてスタートしたVAIOは、240人の少数精鋭の体制(ソニー時代のピーク時には約1,100人)となり、2年度目には早くも黒字化。その後、経営体質を強化しながら、製品ラインナップを広げ、海外にもビジネスを展開している。

 現在はパソコン事業以外にも、ロボット関連事業やドローン関連事業、生産受託事業を展開している。

 特筆されるのが、独立して以降、VAIOの本社を長野県安曇野市に構えていることだ。

 ソニー時代からVAIOの生産を行なっていた生産拠点をそのまま活用。設計、製造、品質保証、サービス体制を集約し、高い品質を維持しながら、日本のニーズに応えたモノづくりを続けている。全ての製品を厳しくチェックをした上で出荷する「安曇野FINISH」も、VAIOのこだわりの1つだ。

 安曇野の本社入口には、「VAIOの里」の石碑が置かれている。


 最初のVAIOが米国で発売されてから25年。同じ25年の歴史を持つPC Watchの記事から、VAIOのエポックメイキングな製品を振り返ってみよう。