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(ブルームバーグ): ウクライナは来週に新たな戦時国債の入札を計画している。事情に詳しい関係者が明らかにした。軍事向けなどロシアによる侵攻に抵抗するための資金を調達する。
ウクライナ政府は「軍事債券」と呼ぶ国債の入札に、毎週火曜日の定例入札の枠を活用する。公式発表前だとして、関係者は匿名で話した。同国財務省は今後の債券入札について、投資家とやり取りする意向だと明らかにした。
ウクライナは今週の最初の戦時国債発行で81億フリブナ(約310億円)を調達。同国への支援を示そうとプロの投資家以外にも同国債への買い意欲が示され、世界的な注目が集まった。
ウクライナ戦時国債、高リスクでも個人投資家の購入意欲旺盛
ブルームバーグが確認した文書によると、調達した資金は衣服や靴、毛布、病院用ベッドなど「人道支援上、優先的に必要とされる物資」のほか、ヘルメットや防弾チョッキなどの防具、通信機器やラップトップなどに充てられるという。
原題:
Ukraine Said to Plan Second War-Bond Auction to Fund Military(抜粋)
(c)2022 Bloomberg L.P.
Priscila Azevedo Rocha
最終更新:Bloomberg