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「Mac mini」と「MacBook Pro」は、様々なユーザーに向けられた、とても万能なパソコンです。
ひとつはノートパソコンで、もうひとつは小型のデスクトップパソコン。持ち運びができ、Mac miniは現行の一番安価なMacで、MacBook Proは一番人気のノートパソコンです。
今回は、どちらが自分に合っているかがわかるように、この2つを細かく比較していきましょう。
まずはパソコン内部を見ていきましょう。
現在のMac miniとMacBook Proの機能は、大変評価の高い8コアCPUと8コアGPUのM1チップを搭載しています。どちらも標準の構成は、同じ8GBのユニファイド・メモリ(RAM)と256GBのSSDストレージです。
本当に最大限カスタマイズしたい場合は、RAMを16GB、ストレージを2TBまで上げることができます。
MacBook Proはノートパソコンなので、広色域(P3)対応のIPSテクノロジー搭載のディスプレイです。もちろん、FaceTimeのビデオ通話用のカメラも内蔵しています。
パフォーマンスに関しては、特に言うべきことはありません。どちらも同じハードウェアを搭載しているので、動画編集や音楽制作、その他負荷の高いタスクに使っても、パフォーマンスは変わりません。
全体的に両者の性能は同じで、Appleシリコンがもたらしたあらゆる改良のおかげで、前世代をはるかに凌ぐ性能となっています。
MacBook Proは、サイズに関しては他のノートパソコンと同じようなものなので、ここでは特に言うべきことはありません。一方、Mac miniは、現在購入できる一番小さなデスクトップパソコンのMacです。
驚いたことに、Mac miniの方がMacBook Proよりも接地面積がかなり小さいので、持ち運びがしやすいです。しかし、実際に使うには、ディスプレイとキーボードやマウスなどの周辺機器が必要だということは、覚えておかなければなりません。
MacBook Proは、外付けの周辺機器が無くても使えるので、移動用のパソコンとしてはより理想的です。それに、MacBook Proは、M1チップの効率性のお陰で、コンセントに接続していなくても最大17時間Web閲覧をすることができます。
残念ながら、AppleはM1チップのMacBook ProのUSB-Cを2つに制限しています。
このポートは、隣同士に並んでいるので、片方に幅の広いUSBドライブを挿すと、もう片方のポートを塞いでしまうことがあります。
ポートがもっと必要な場合は、古いIntelベースのThunderbolt 3のポートの16インチのMacBook Proで妥協しなければなりません。
しかし、回避策が欲しい人は、USBドングルを使って、すべてのM1 MacBook Proに接続することができます。
この分野ではMac miniに軍配が上がります。Mac miniには、サイズの割にポートが多く、2つのUSB-Cポート、2つのUSB-Aポート、HDMI 2.0ポート、それにギガビットEthernetポートが背面にあります。
Mac miniにUSBデバイスを接続するのに、アダプタが必要になることはないでしょう。
接続性のオプションについては、どのM1 MacでもWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応しています。
MacBook Proはノートパソコンなので、Mac miniにはない機能が満載です。
まず、MacBook ProにはTouch IDがあるので、ログインが簡単です。
また、Touch Barに使用中のアプリに関するボタンが表示されます。FaceTimeで使えるWebカメラが搭載されているのも忘れてはいけません。
Mac miniは、ポートの選択という点ではMacBook Proよりも良いですが、macOSの完全な体験はできません。
Touch IDに注目している人は、AppleがM1 iMacとセットで販売する、Touch ID付きのMagic Keyboardがあることを知っておきましょう。Mac miniでもTouch IDを使うことができます。
最終的に、価格が決め手となる人が多いのではないでしょうか。とはいえ、この2つのMacは同じ製品ではないので、単純には比較できません。
M1 MacBook Proは、8GBのRAMと256GBのストレージを搭載した基本モデルが148,280円(税込)です。同じスペックのM1 Mac miniは79,800円(税込)なので、MacBook Proの半額に近いです。
ぬか喜びする前、この価格で何が手に入るのかを理解しておいてください。Mac miniは、macOSが稼働するのに必要なハードウェアしか手に入りません。
モニター、キーボード、マウス、トラックパッドなどは別途購入しなければなりません。このような周辺機器すべてを加えると、合計の金額は数万円上がります。
MacBook Proを購入すれば、箱から出せばすべて必要なものが揃ったMacが手に入ります。周辺機器はひとつも購入する必要がありません。
それに、M1 MacBook Proは、必要であれば一日中コンセントに繋がなくても使うことができます。
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Original Article: Mac mini vs. MacBook Pro: Which Should You Choose? by MakeUseOf