無線LANルーターの基礎から活用までを...

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無線LANルーターの基礎から活用までを見直す 第2回

ルーターでできるセキュリティ設定

 ルーターのセキュリティ(安全性)を確保するにあたってユーザーができることは大きく分けて3つある。1つが管理画面や無線LANの暗号化キーの適切な設定。もう1つがMACアドレスフィルタやパケットフィルタ等の活用。そして残りの1つが、セキュリティレベルの低い無線LANの分離だ。

無線LANルーターの基礎から活用までを見直す 第2回

 ほかにも省電力設定で使っていない時間帯に無線LANをオフにしたり、利用者の少ない5GHz帯への移行するなど裏ワザ的な方法もあるが、先に紹介した3つができている状態であることが大前提だ。

 ハッカーによる攻撃方法は多様化しており、新たな手法も次々生まれているので、搭載メモリや処理能力を考えるとPCの側での対処に重点を置くべきだが、古いタイプの攻撃がなくなるわけではないのでルーター側でもできることはやっておくべきだ。

 また、ファームウェアのアップデートも忘れずやっておきたい。長く使われることの多い製品なので、その間に重大な問題点が見つかる可能性がある。自動更新機能を搭載した製品なら、その点任せっきりにできるので管理は楽だ。ただし、任せっきりにした以上は自動アップデート時にうっかり電源を切るなど、自分からトラブルを招くことがないようにしたい。