31
08
金融の未来を見通す情報メディア
Powered byログイン
メルマガ登録
ビジネス+IT事業拡大
寄り付きの日経平均は反落スタート、米株下落を嫌気 ハイテク株が弱い
2022/03/24
緩和継続、多くの委員が対外説明の重要性指摘=日銀1月議事要旨
2022/03/24
米国株式市場=1%超安、対ロ追加制裁にらみ原油価格上昇
2022/03/24
営業戦略
さらば!「うざい」モバイル広告、事例でわかる消費者に“刺さる”タイミングとは
2022/03/10
東京電力が挑んだ「顧客体験向上」、“倍の効率”で満足度130%増を実現した方法とは
2022/03/09
『セールス・イズ』著者が語る、成果に直結する「営業DX」の進め方
2022/03/04
コスト削減
このままでは危険な「SAP 2027年問題」、移行期間とコストを“半減”させる方法とは?
スペシャル
2022/03/16
どうしても残る紙の書類、テレワークの足かせに……一気に電子化する方法はあるか?
2022/03/16
悩み付きまとう「タクシーの領収書」問題、関係者全員の煩わしさを解消する方法
2022/02/09
組織改革
「法改正は急務」伝説の弁護士2人に聞く、「同性婚」議論進まぬ日本はどう見えるのか
2022/03/23
アクトグループが約20の口座情報を一元管理し、業務時間を「1/3」に短縮した方法
2022/03/18
業務改善プロが語るDX阻む「企業風土」、考えなしのツール導入は悪習慣を生むだけ?
2022/03/18
生産・製造
沈みゆく「紙媒体」、残り続ける「非効率」…今こそ必要な“出版DX”の進め方
スペシャル
2022/03/23
ウォルマート・ZARA・ユニクロは何が凄い? 小売業の「物流」が超重要と言えるワケ
2022/02/21
なぜダイキン工業は世界トップシェアになれたのか? インバータエアコン開発の裏側
2022/02/15
危機管理
原油「1バレル=100ドル越え」が続くと日本はどれだけヤバいのか
2022/03/18
サイバー攻撃の変遷、あの頃どう対策してた?「WinMX時代の情報漏えい」「WannaCry」
2022/03/17
ロシア制裁手段「SWIFT排除」の影響力とは? なぜ金融の「核兵器」と呼ばれるのか
2022/03/09
コンプライアンス
専門家に聞く「サステナブル商品」ヒットの理由、背後にある消費者マインドの変化とは
2021/12/24
ロレアルが推進する「本気のSDGs」、すでにほぼ全設備でカーボンニュートラル達成
2021/09/28
アップルの「児童ポルノ検出技術」計画が延期、なぜ全米から批判されたのか
2021/09/07
省エネ・環境対応
ロシア産原油禁輸に踏み切った米国の勝算は? シェール採掘もすぐにはできない事情
2022/03/11
【独占掲載】110社へのサステナビリティ調査で見えた3つのポイント
2022/01/27
味の素も取り組む、人・環境・利益のトリプルボトムラインとパーパス経営の関係
2021/11/19
業種・規模別
ロシアが支援? ウクライナ襲ったマルウェア「HermeticWiper」の脅威
2022/03/24
「第5次産業革命」をわかりやすく解説、ドイツ・米国・中国・日本の最新動向とは
2022/03/24
【19のグラフ】自動車幹部1000名調査に見るEVシフトや自動運転、日本の課題とは?
2022/03/22
IT戦略
オードリー・タン氏も語る、デジタルによる「限界費用ゼロ」の超重要性
2022/03/23
オードリー・タン氏が日本人のために「デジタルとITはまったく別物」と語る理由
2022/03/09
なぜ「医療デジタル化」が遅れるのか? 1万2000人調査が示す日本の課題と解決策とは
2022/03/07
基幹系
担当者の半数以上がストレス、データ分析“前”の業務はどうすれば効率化できる?
スペシャル
2022/03/09
2年の猶予が設けられた「改正電子帳簿保存法」に、なぜ“今すぐ対応”すべきなのか
2022/02/08
「現場も喜ぶデータ連携」のコツは? プログラミングなしで“自動化”を推進する方法
2022/01/24
情報系
花王「データ活用戦略」の秘密、“単なる分析”を超えて顧客理解を深めるOMO基盤
スペシャル
2022/03/23
時間を「30分の1」に、パーソルテンプスタッフの問い合わせ業務が“劇的改善”した理由
2022/03/22
Twitterのつぶやきなど、顧客の「定性データ」からどうやって“気付き”を得るか?
2022/03/18
運用管理
Windows 11にアップグレードする前に備えるべき、たった1つのこと
2022/03/17
ランサムウェアが依然1位、サプライチェーン攻撃の増加、サイバー脅威の最新動向
2022/03/11
「サーバの消費電力」がAI・機械学習の足を引っ張る? 高性能ならではの苦しみとは
2022/03/08
セキュリティ
脱・10年前のセキュリティ、専門家が解説「自社を守るための5つの強化ステップ」
スペシャル
2022/03/24
セキュリティ強化につながる「リモート環境・構築術」、2つの成功事例を解説
2022/03/23
「PPAP」名付け親が語る、PPAPの根本的課題。日本企業を停滞させる三大悪習慣とは
2022/03/22
ネットワーク
IoT投資の世界市場調査(後編)、気になる1位は? 投資基準は結局「コスト」?
2022/01/26
IoT投資の世界市場調査(前編)、用途別トップ10は?成功事例と併せて解説
2022/01/25
2022年のIoT市場で注目の6大トレンド、42%が積極投資に意欲も企業間格差拡大のワケ
2021/12/23
モバイル
テレワークで負荷増のデバイスセキュリティ、もっと柔軟で効率的な方法はないのか
スペシャル
2021/04/02
テレワーク最大の懸念…“セキュリティ確保”がそう簡単ではない理由
2020/08/28
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)とは何か? 5つのメリットで理解する最新無線LAN規格の詳細
2020/06/03
ハードウェア
パナやホンダら8社で協会も発足、配送ロボットの普及本格化と今後の課題
2022/03/03
ストレージの第一人者が語るデータシェアの可能性、東北で芽吹くスーパーシティとは?
2022/02/09
「知能化ロボット」と「データドリブン」が倉庫と工場を変える
2022/02/03
開発
RPAを導入したのに「成果が出ない」? 失敗企業の共通点
スペシャル
2022/03/04
CI/CDとは何かをわかりやすく図解、具体的なツールや取り組み方とともに紹介する
2022/03/01
ローコード/ノーコード開発市場が24.3%の大幅増、2023年度には1,000億円規模に
2022/02/18
イベント・セミナー
スペシャル
ビジネス+IT
連載:中国イノベーション事情
中国で「デジタル人民元」の大規模な利用実験が進行中だ。10月12日から1週間、広東省深セン市での実験を終え、江蘇省蘇州市では12月11日から27日まで行われる。デジタル人民元はすでに利用可能な状態で、中国ならではの仕組みとして「制御可能な匿名性」がある。これは中国の特殊な政治体制が可能にした仕組みだが、多くの暗号資産、電子通貨で課題となっている「匿名性であることによる犯罪への悪用」をクリアしている。デジタル人民元が国際的な決済市場に与える影響とは?
ITジャーナリスト 牧野武文
ITジャーナリスト 牧野武文
消費者ビジネスの視点でIT技術を論じる記事を各種メディアに発表。近年は中国のIT技術に注目をしている。著書に『Googleの正体』(マイコミ新書)、『任天堂ノスタルジー』(角川新書)など。
<目次>中国でデジタル人民元(CBDC=China’s Central Bank Digital Currency)が導入前夜になっている。2020年10月12日18時から1週間、深セン市で市民5万人が参加する大規模利用実験が行われた。抽選であたった5万人に200元(約3,200円)のデジタル人民元を配布し、協力をする商店3389店舗で実際に使ってもらうというものだ。デジタル人民元を受け取った人は4万7573人で、期間中6万2788件の決済が行われ、876.4万元(約1.4億円)が使用された。使用率は92.11%で、「飲食」「地下鉄」「ガソリンスタンド」「スーパー、百貨店」などが主な利用場所だった。この200元は1週間の実験期間が終了すると回収されてしまうこともあって利用率は高いものとなった。市民からも使いやすいと好評で、追加チャージの金額も90.1万元(約1,500万円)に達した。スマートフォンにデジタル人民元専用のウォレットアプリを入れると、デジタル人民元による決済ができるようになる。ウォレットアプリを開くと残高が表示され、上にスワイプすると支払い、下にスワイプすると受け取りができる。決済方法はNFCによるコンタクトレス決済(タッチ決済)が基本になる。ただし、今回は協力商店の多くがNFC未対応であったため、QRコード決済が多く使われた。関連記事▲ 閉じる▼ すべて表示
ウォレットアプリのようなソフトウェアウォレットだけでなく、Bluetoothカード、ICカードなどの物理カードや、eSE(内蔵型セキュアエレメント)、SDカード、SIMカードなどのスマホ対応のハードウェアウォレットも想定されている。特にeSEは、デバイスの中にデジタル人民元専用のチップを搭載するというもので、すでにファーウェイのスマホmate 40シリーズがeSEに対応している。今後も、このような大規模運用実験が各都市で行われ、適切な時期に本格導入されていくことになる。なお、このようなウォレットまで含んだ体系全体は、「DC/EP」(Digital Currency/Electronic Payment)と呼ばれ、中国メディアはデジタル人民元を指す時も「DC/EP」という用語を使うことが多いようだ。中国はアリババの「アリペイ」、テンセントの「WeChatペイ」などのスマホ決済が普及しており、現金を使うシーンは限定的になっている。大都市だけでなく、地方都市や農村でもスマホ決済が普及する中で、いまさらデジタル通貨の必要性は薄いのではないかと疑問に感じる方もいるかと思う。中国の市民も同じ疑問があるようで、中国メディアでは「デジタル人民元とスマホ決済は何が違うのか?」というテーマの記事が多く掲載されるようになってきている。しかし、デジタル人民元とスマホ決済は、似て非なるものだ。デジタル人民元は電子通貨であり、スマホ決済はウォレット(財布)だ。つまり、将来的にはデジタル人民元をアリペイなどに入れて使うということがあり得る。アリペイやWeChatペイは、アプリの中からタクシー配車、モバイルオーダー、フードデリバリー、新幹線や飛行機のチケット予約/購入などさまざまなことができるスーパーアプリになっている。この財布の多機能ぶりで競争をしているのがスマホ決済で、デジタル人民元と対比するときは、「ウォレット」と呼ばれることが増えている。一方で、デジタル人民元はデジタル通貨であり、どのような機能が利用できるようになるかはウォレットアプリ次第。人民銀行(中央銀行)は、このようなデジタル人民元用ウォレットをまずは銀行に開発をさせる計画だ。スマホ決済の登場により、銀行は苦境に立たされている。普通の市民にとって銀行は口座開設ぐらいしか必要のないものになり、投資信託やローンなどもスマホ決済というウォレット付属の機能を使い始めている。自動車や住宅のローンは額が大きいため、いまだに銀行を利用しているが、スマホ決済各社はその領域まで進出したいと考えていることだろう。【次ページ】銀行によるウォレット開発が進行中、デジタル人民元「4つの特徴」お勧め記事
一覧へ
PR
ビジネス+ITとは
SBクリエイティブ株式会社
ビジネス+IT 会員登録で、会員限定コンテンツやメルマガを購読可能、スペシャルセミナーにもご招待!