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1980年代〜2000年代まで実に多くのゲーム機ハードが生まれては消えて言ったのですが、最近は人気の大手しかハードを出さなくなってきており、スマホの普及もあって新しいゲームハードがリリースされるニュースはほとんどなくなりました。
しかし昨日未明、Googleが「ハードに依存しない次世代のゲームシステム」の発売日を発表し、かなり大きなニュースになっています。
Googleの新規格ゲームサービス「Stadia」と専用コントローラーの発売日を現地時間の11月19日と発表しました。
「Stadia」は「ハードに依存しない次世代のゲームシステム」を実現したシステムであり、ディスプレイとネット環境さえあればどんなハードでもプレイできるクラウドゲームシステムです。
肝心のゲームはGoogleが用意したサーバーで全て処理が行われ、PCやタブレット、スマホやTVはゲーム画面を映すだけであり、専用のコントローラーかキーボード・マウス、既存のコントローラーなどで操作する事ができます。
この仕組みはイチイチゲーム機ハードを開発・発売する必要がなく、またユーザーも物理的なハードを購入する必要が無いため、本当の意味で「ハードに依存しない次世代のゲームシステム」であり、既存のクラウドゲームシステムのどれよりも優れていると言えるでしょう。
ゲームタイトルは日本産で有名なものだけでも「ドラゴンボール ゼノバース2」「Football Manager 2020」「サムライスピリッツ」「ファイナルファンタジーXV」がリリースされるので、リリース時から遊び込む事ができるでしょう。
物理ハードが存在していないので基本的に月額課金になり月額9.99ドル(約1,091円)、ラグが少ないWi-Fi接続専用コントローラーが69ドル(約7,538円)と、思ったよりもリーズナブルなようです。
iPhoneやiPadもディスプレイとして使用できるので、本当にいつでもどこでもコンシューマーゲームがプレイできハードが必要ないこの仕様は、他の多くのゲーム会社にも今後多大な影響を与える事でしょう。
ちなみに日本でのサービス開始はアナウンスされておらず、今のところアメリカとカナダ、ヨーロッパの一部の国だけとなっており…日本ではプレイできるかどうかも定かではありません…。
日本在住のゲーマーにとっては悲報以外の何物でもないのですが、ゲーム大国日本はアメリカやGoogleにとっても非常に大きな市場なので、いずれサービスが展開されるとは思います。
ちなみに、Googleの「Stadia」ストアサイトには販売国言語のページでしかアクセスできないので、日本語を選択したままだとリダイレクトでGoogleストアトップページに飛ばされてしまうのでご注意ください。