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折りたたんだ状態だと単に細長くて分厚いスマートフォンの「Galaxy Z Fold3 5G」
2021年秋に登場したGalaxyのZシリーズも3代目になって第一期完成形になったんじゃないかという感じがありますな。「Galaxy Z Flip3 5G」も「Galaxy Z Fold3 5G」も完成度が増したし、防水も含めて過不足なく必要な機能・機構がそろい、折りたたみ式ならではのカメラの楽しさも見えてきた。【画像】半開きスタイルでの撮影 といいつつ、いつもの通り正面からGalaxy Z Fold3 5Gを構えても、良さ・面白さが全く分からないんだが、実に多彩な撮り方を楽しめるスマホなのである。 Z Fold3 5Gの3つ並んだカメラユニット自体は前モデルのZ Fold 2と変わらないというので(残念)、ここではZ Fold3 5Gで完成された感のあるZならではの撮り方で遊んでみたい。いやもう、何が何だかってくらいバリエーションあるから。
Galaxy Z Fold3 5Gのディスプレイは外側(カバー画面)と内側に両方あり、閉じたままでは「細長くて分厚いスマートフォン」として、開くと巨大画面の薄いスマートフォンとして使える。3連のカメラは0.5x、1x、2xだ。 まず、撮影の基本スタイルはこれ。閉じたまま「カバー画面」で撮る。電源キーをダブルクリックするとカメラが起動するので、これが一番早い。前モデルに比べてカバー画面が大きく見やすくなったので、この状態で十分使えるのだ。 で、お約束なのでガスタンク写真を。残念ながらGalaxy S21やGalaxy Note10+とはカメラユニットが異なり、性能はちょっと劣るけど、色の豊かさや鮮やかさはさすがGalaxyである。 縦位置でも1つ。 折りたたんだ状態だと非常にスリムで片手で持ちやすいので、右手で持って左手で猫をなでながら撮るとかもしやすい。 ささっと料理を撮りたいときなんかも、カバー画面を使うのがおすすめだ。 スタイルその2は「全開き」。スクリーンショットで見るとこんなに変わるってのがよく分かる。 全開き時はでかい画面でフルスクリーンで撮れるので、しっかり構えてしっかり撮りたいときにいいが、両手でちゃんと支えて持たないと落としそうで不安になるのは欠点かな。 全画面にしてポートレートモードで撮ってみた。背景がボケてくれるので人混みの中でも撮りやすい。 で、全開きで人物を撮るときにおすすめなのが「カバー画面プレビューオン」機能。右上にあるアイコンをタップするとカバー画面にもプレビューが表示されるので、撮影される方も自分がどう写っているか分かっていいのだ。これは素晴らしい。 「全開き」は言うまでもなく画面がでかい。でかい画面を全部撮影に使うのはどうよ、ってことで左上のアイコンをタップすると画面左に直前に撮った写真が何枚か表示される。 これはいい。目をつぶっていないかとか表情はどうだったかとかチェックしながら撮れるし、ちょっとずつ構図を変えながら撮り比べたりもしやすい。 3つ目のスタイルは「半開き」。 こうすると自動的に上半分にプレビュー画像が表示され、下半分には各種操作パネルと直前の1枚が表示される。 面白いのは、プレビューと直前の1枚の位置をボタン1つで入れ替えられること。 これ、低い位置で撮りたいときにいいのだ。こんな風に下から見上げる写真を簡単に撮れる。 猫を撮るときにもよし。 さらに手ブレしたくないとき、三脚がないときもいい。その辺にちょんと置いて撮れば固定できるのだ。ナイトモードで撮るときも、撮影秒数が長くなってより高画質な写真を撮れる。 上手に固定してやるべし。
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